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【JAPAN SAUNA TRIP vol.1】「黄金湯」編

日本は空前のサウナブーム。彼らはなぜサウナに夢中になるのか?話題の銭湯「黄金湯」に行けば、その理由がきっと分かるはず。

あなたはサウナに入ったことはあるだろうか。 1956年に日本初のサウナができてから、これまで中年男性を中心に人気があった。 しかしながらここ数年はサウナをテーマにした漫画「サ道」の影響から、若者を中心にサウナ人気が沸騰中。 今回は数あるサウナが人気の銭湯のなかから「黄金湯(こがねゆ)」を紹介する。 東京の下町、錦糸町にある「黄金湯」は90年以上の歴史を持ち、2020年にリニューアルしたばかり。 一般的に日本の銭湯ではタトゥーがあると入館を拒否されることが多いが、「黄金湯」は珍しくタトゥーがあっても入れる銭湯だ。 昔ながらの銭湯らしさを残しつつ、レトロモダンなコンクリートを基調としたデザイン性の高い空間でサウナに加えて食堂やビアバー、宿泊施設を提供している。

浴場 まずは水分補給をし、洗い場で汗を流してから、熱い湯舟につかってしっかり体を温める。 小さいお子様から熱いお湯が好きな人まで、誰でも入れる3つの温度が用意されている。

サウナ 男湯はオートロウリュサウナが設置されており、木部には国産ヒバ材を使用。 また、壁一面には麦飯石を敷き詰め輻射熱とオートロウリュの湿度でしっかりと汗がかけるサウナ。 女湯はセルフロウリュサウナとなっている。 日替わりアロマ水を使い、好きなタイミングでロウリュが楽しめる。 コンパクトながらもしっかりと楽しめるサウナ。

水風呂 サウナのあとはやっぱりこれ。汗を流してから入ろう。 しっかりと深めの水風呂で入りやすい。

外気浴 外気浴のための椅子が設置されている。 サウナと水風呂と外気浴を交互に行うことで「ととのう」体験ができる。

フロント サウナ愛好家の中では、スポーツドリンクとエナジードリンクをミックスした「オロポ」が水分補給に最適だと人気だ。 フロントではそんなオロポなどで湯上りのひとときを楽しめる。

注目建築を数多く手掛けてきた「スキーマ建築計画」による内装もシンプルかつモダンで素敵。

併設されているコガネキッチンラウンジでは、アナログレコードを聞きながらこだわりの料理が楽しめる。

「黄金湯」は銭湯に行ったことがない人でも楽しめるよう、サウナやドリンクなど入浴すること以外にも様々な工夫が凝らされている。 店舗によってさまざまな特色のある銭湯。 全国各地にもたくさんの銭湯が存在する。 観光で日本を訪れた際にはもちろん温泉もいいけど、日本特有の銭湯文化や話題のサウナを楽しんでみるのはいかがだろう。 ■DATA 黄金湯 東京都墨田区太平4丁目14−6 金澤マンション 1F 公式HP:https://koganeyu.com PHOTO : Yurika Kono (2023年6月時点の情報です) <関連記事> ・【JAPAN SAUNA TRIP vol.2】「渋谷SAUNAS」編