日本のクラフトビール界の伝説「麦酒倶楽部ポパイ」で至福の一杯はいかが?

都会の喧騒から少し離れた場所にありながら、下町の温かみを感じさせる両国。この街に佇むビアパブは、クラフトビール愛好家たちの間で伝説的な存在となっている。
東京の下町、両国。相撲の聖地に、もうひとつ聖地が存在する。それが「麦酒倶楽部ポパイ」。1985年に創業した同店の最大の特徴は、常時70種類ものビールを提供している圧倒的な天国感。“KING OF HOP” で知られるかの有名なビール評論家マイケル・ジャクソン氏も訪れたほどだ。

常時70種類のビールは定番から変わり種まで。
ただ多くの種類を揃えているだけではない。「完璧を追求することに終わりはない」という理念のもと、全てのクラフトビールはフレッシュさを保つ樽からダイレクトに提供。自社に醸造所を有していて、ビールを単なる飲み物としてではなく、職人の技と情熱を込めたアートのように扱っている。

「両国エール」や「両国IPA」などこだわりのビールを製造している。
クラフトビールを最高の状態で提供するのが、「セラーマン」と呼ばれる専門スタッフ。彼らは単なるホールスタッフではない。ビールのプロフェッショナルとして目を配り、各樽の状態を細かく把握して、ビールのポテンシャルを最大限に引き出すよう日々奮闘している。
彼らは、ビールを提供する際に細かな要素を考慮している。炭酸ガスの量や強さ、ビールの濁り具合、さらにはグラスの形状や温度まで、徹底的に管理する。様々な要素を絶妙なバランスで組み合わせて、ビールを最も美味しく飲める状態で提供することに誇りをもって臨んでいる。
あるビールでは強めの炭酸と低めの温度での提供が香りを引き立たせる。また別のビールでは、やや温度を上げることが複雑な味わいを際立たさせる。セラーマンたちは、こうした細かな違いを理解し、個々のビールに最適な状態を見出す。彼らの技術と情熱が、この場所を特別なものにしているのである。

写真右はメニューの一例。麦酒倶楽部ポパイで特別な一杯を楽しもう。
15:00〜20:00のハッピー・アワーでは、王冠マークが付いたドリンクを頼むと、ポテトフライやピザ、唐揚げといった評判のフードメニューが一品無料で付いてくる。ビールもフードも、思う存分に堪能してほしい。

40年の歴史を感じるカウンター。

評判のフードメニューも種類豊富。
「麦酒倶楽部ポパイ」は、ビール好きはもちろん、日本のクラフトマンシップに興味のある人にとっても、訪れる価値のある特別な場所。両国の街で早めのハッピー・アワーを味わってから、隅田川の夜風にあたる心地よさを。

通もうなる雰囲気の中で至福の時間を楽しもう!
■DATA 麦酒倶楽部ポパイ 住所:東京都墨田区両国2-18-7 TEL:03-3633-2120 営業時間:月~土曜日 15:00〜23:00(フード L.O 22:30 ドリンク L.O 22:45) ハッピーアワー 15:00~20:00 定休日:日曜日 公式サイト:https://www.70beersontap.com/ (2024年8月時点の情報です)
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