AKIHABARA

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秋葉原。それは新旧の“日本”を感じられる街

「Fa-So-La AKIHABARA」の店名の由来でもある街、秋葉原は、世界中のアニメ好き、ゲーム好き、家電好きが集まるオタク文化の聖地。そんな一方で日本古来の歴史に触れられるような伝統的なスポットも多数点在していることをご存知だろうか。大都会東京のなかでも、ここまでコンパクトに新旧の“日本”を感じられる街は珍しい。

今回ピックアップしたスポットは、どこも秋葉原駅から歩いて10分以内の距離。すべてを見て回っても2〜3時間ほどだろう。東京観光のプランにこの街を組み込んでいなかった人も、このくらいの時間ならさくっと追加できるはず。

秋葉原駅前 まずはここから。駅を出てすぐ目に飛び込んでくる建物の多くが、アニメショップ、ゲームショップ、それに家電量販店という光景に圧倒されるはず。かつて世界一の電気街と称されたこの街のアイデンティティをまずは存分に感じよう。大人気アニメ『シュタインズゲート』にも登場した秋葉原のランドマーク的存在「ラジオ会館」も駅前にあるので、訪れることを忘れずに。

神田明神 秋葉原駅を出発したら、次はここを目指してみよう。神田明神は約1300年の歴史を持つ、東京有数の参拝客数を誇る神社。縁結びや商売繫盛、芸能などたくさんのご利益があることで知られる。また近年は、秋葉原が日本を代表する電気街/ビジネス街となったことから、「IT情報安全守護」のお守りを授与し始めたことも話題に。「ITの神様」が宿るユニークな神社としても親しまれている。

ユニークな自販機 秋葉原は、非常にユニークな商品を扱う自販機が多いことでも有名。以前はこの辺りにあまりカフェやコンビニがなかったので、その埋め合わせとして自販機が多く置かれるようになり、自販機競争が熾烈となる中で、変わり種自販機も多く置かれるようになったという説も。おでん、カブトムシ、昆虫食、フィギュア、アニメグッズ、アイドルの写真など、様々な自販機が街の至る所に点在している。あなたもディープでカオスな自販機検索をしてみてはいかが?

万世橋 電気街の喧騒に少し疲れたら、ぜひこの橋の上から神田川を眺めてひと息ついてほしい。橋のすぐ横には、100年以上前この場所にあった万世橋駅の印象的な赤レンガ造りを活かした商業施設「マーチエキュート神田万世橋」もあり、まさしく新旧を感じさせるスポットだ。 また施設内には、ユニークなスポット「2013プラットホーム」がある。ここは旧万世橋駅のホームを整備して作られた展望デッキになっており、両脇を走る電車を至近距離で眺めることができる特別な空間だ。

AKI-OKA ARTISAN / CHABARA AKI-OKA MARCHE 秋葉原の隣に位置する御徒町は、昔から職人の街として知られるエリア。そんな2駅をつなぐ高架下にあるのが、"ものづくり" をテーマとした「2k540 AKI-OKA ARTISAN」。御徒町に長年根付いてきた職人文化がモダンに変化を遂げたこの施設では、工房とショップが一体になって、ハンドメイドの高品質なプロダクトが購入できたり、ワークショップが開催されている。 そして「2k540 AKI-OKA ARTISAN」の第二弾としてオープンしたのが、バイヤー選りすぐりの日本全国の逸品を集めた「CHABARA AKI-OKA MARCHE」。昔ながらの食や雑貨が現代風に変化を遂げた温故知新な商品も多いので、きっと日本文化の今と昔の両方を楽しめるはず。

これらの他にも、秋葉原にはオリジナリティ溢れる観光スポットがまだまだたくさんある。最新の電化製品を買うも良し、レアなアニメグッズを買うも良し。帰りの電車に乗る頃には、あちこちで買ったユニークなおみやげがあなたのバッグを埋めているに違いない。散策のオススメは、なるべく新旧のスポットを交互に巡ること。タイムスリップを繰り返すような感覚をぜひ楽しんでほしい。 (2023年4月時点の情報です。)