成田を観光するなら外せない!年間参拝者数1000万人を超える成田山新勝寺
成田山新勝寺は成田空港を利用する際に訪れたい人気のスポット。訪れる前に知っておきたい情報をお届け!
成田空港からアクセスが良く、多くの人々が訪れる寺院「大本山成田山新勝寺」。 日本全国に70ある成田山の総本山だ。御堂ごとに、開運厄除け、出世、商売繁昌、恋愛成就などさまざまなご利益があると言われ年間1,000万人を超える参拝者が訪れる。 特に初詣には合計で約300万人もの参拝者で賑わうそうだ。 新勝寺の開山は西暦940年と1000年以上もの歴史を持ち、なんと開山以来1日も欠かさず御護摩祈祷が行われている。
御護摩祈祷とは仏教における儀式で、本尊の前で護摩木という特別な薪を焚き上げ、参拝者の願いを清めて成就を祈願するもの。御護摩祈祷を行う大本堂は厳かな空間。一歩足を踏み入れると清らかな空気に包まれ背筋が伸びる思いがする。境内の各所にて申し込みができるので、新勝寺を訪れた際はぜひとも祈願してみてはいかがだろう。
また、新勝寺には、大本堂の他にも複数のお堂や塔などがあり、その多くが国の重要文化財に指定されている。日本の寺社仏閣に興味がある方は必見だ。
仏寺の守護神として,2体の金剛力士を安置する仁王門。
吽形 密迹(みっしゃく)金剛像(左)と阿形 那羅延(ならえん)金剛像(右)
大本堂。最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場。
三重塔。1712年に建立された重要文化財だ。
屋根の裏まで細やかな装飾がされており美しい。
奥の院。扉の奥には大日如来が安置されていて、毎年7月7~9日の成田山祇園会に扉が開く。
出世稲荷。商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられている。
なかでも現存する最も古くから存在する建物は旧本堂の薬師堂。江戸時代初期の1655(明暦元)年に建立された成田山現存最古のお堂だ。
薬師堂。かつての本堂だった。
さらに、境内には100年以上の歴史を持つ大きな公園が整備されており、その広さは16万5000m²にも及ぶそう。この公園には、仏教の生きとし生けるものすべての生命を尊ぶという思想が組み入れられている。 境内だということを忘れそうなほど多くの自然に囲まれ、心安らぐ空間だ。
公園では季節を感じる景観が楽しめる。
新勝寺は日本全国から多くの参拝者や観光客が訪れる寺院であり、日本の仏教文化や歴史を感じる場所のひとつ。成田空港を利用する機会があればぜひ訪れてもらいたい。
■DATA 成田山新勝寺 住所:千葉県成田市成田1 参拝時間:終日開放(御護摩祈祷受付時間:8:00~16:00) TEL:0476-22-2111 公式HP:https://www.naritasan.or.jp/ (2023年12月時点の情報です)