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CULTURE

大都会・東京の中心、明治神宮で豊かな自然を感じて。

東京の初詣スポットとして有名な明治神宮。日本の伝統にふれることができるのはもちろん、パワースポットとしてもおすすめ。

明治神宮は、明治天皇と皇后を祀った神社で、1920年(大正9年)に創建。壮大な木造建築に、都会のなかにあることを忘れる静かで厳かな雰囲気と、日本の本質を感じることができる場所。山手線原宿駅からすぐとアクセスもよく、旅ルートにも加えやすいところもうれしい。

明治神宮には、本殿への参道がいくつかあるが、もっともパワーを感じられるといわれているのが、原宿駅から大鳥居をくぐる南参道ルート。

南参道は、良縁をアップするのに最も効果的な参拝ルートといわれている。

象徴的な大鳥居は、木造の明神鳥居としては日本最大の大きさを誇り、高さは約12m、柱の直径は約1.2m、樹齢1500年を越えるといわれる台湾ヒノキが使われている。

大鳥居は、みなぎる生命力を得られるパワースポットとして人気。

大鳥居から始まる木々に囲まれた正参道。明治神宮を取り囲む森は、実は人の手で植えられたもの。100年もの時を経て自然の森となるよう、当時の林学者へ造園家たちが叡智を集結させたのだとか。

近年では、新種や絶滅危惧種をはじめ、都内では珍しい動植物を含む約3000種の生物が報告され話題に。

緑の木漏れ日のなかを進んでいくと、大量の酒樽が姿を現す。全国の酒造メーカーから献納された日本酒樽が積まれたもので、近くで見ると大迫力だ。

日本酒のメーカー図鑑のようで、お酒好きなら眺めているだけでも興味深い。

日本酒樽の向かい側には、ワイン樽も。こちらは西洋文化に強い興味を持ち、ワイン好きで知られていた明治天皇にちなんで、フランス・ブルゴーニュの生産者から献納されたもの。

西洋文化が広まった明治時代らしい、和洋折衷を感じられる明治神宮ならではの光景といえる。

本殿に向かうと、樹齢100年にのぼるといわれる大きな2本の夫婦楠(めおとくす)が迎えてくれる。仲睦まじかった両御祭神にちなみ、恋愛成就や夫婦円満のパワースポットとされている。楠は御神木のため手で触れないよう注意を。

このように、多くのパワースポットが点在し、神社全体が強いパワーを持つとされる明治神宮。参拝において中心部となるのはやはり本殿。参拝の方法はホームページで確認できるので、事前に予習しておこう。 <参拝の方法> https://www.meijijingu.or.jp/sanpai/2.php

境内のあらゆるパワーがここに集結するともいわれている。

そして、参拝のあとに向かいたいのが、「明治神宮御苑」(維持協力金¥500)にある最も有名なパワースポット「清正井(きよまさのいど)」。江戸時代の武将、加藤清正が自らの手で井戸を掘ったという逸話からその名がついており、特に金運アップの効果があるとされている。特に金運アップの効果があるとされており、体調の良い晴れた日の昼間に行くのがよいといわれる。

大都会にありながら、神聖なエネルギーに満ちたスペシャルな東京スポット、明治神宮。ご利益を得るためにも、マナーはしっかり守って参拝しよう。

■DATA 明治神宮 住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1 開閉時間:日の出〜日の入り(11月は6:10〜16:10、その他、月毎の時間はホームページに記載) TEL:03-3379-5511(代表) 公式HP:https://www.meijijingu.or.jp/ (2023年10月時点の情報です。)