AKIHABARA

CULTURE

捨てられた段ボールに命を。“段ボールアーティスト”って知ってる?

「不要なものから大切な物へ」。世界各地の捨てられた段ボールを拾い集め、財布やカードケースに作り変えるアーティストが日本にいる。彼の活動の中に、地球をよくするヒントが見つけられるかも。

世界的に注目されている取り組み「アップサイクル」。本来であれば捨てられるものを「リサイクル」ではなく、何か別の使い道はないか?と考え、別の新しい物に「アップグレードして生まれ変わらせる」取り組みのこと。 日本でもそんなサステナブルな取り組みをしているアーティストがいる。それが段ボールアーティストの島津冬樹さん。彼は世界中から拾い集めた段ボールを使い、財布やカードケースを生み出す活動「Carton」を学生時代にスタートさせた。 始まりは、彼が大学時代に使っていた財布が壊れた時、買い替えるお金がなく、家にあった段ボールで間に合わせの財布を作ったこと。「1か月保てばまぁいいか」、そう思っていたにも関わらず、気が付くと1年以上も使っていた事にびっくりしたのが、段ボール財布を作り始めたきっかけだとか。 そんな彼が生み出す、世界各国の段ボールを使ったカラフルでスタイリッシュなプロダクトは「順番が大切なんです。“カッコいい”や“可愛い”という自然な感情があって、実はそれがサスティナブルにも繋がる。不要になったら”捨てる”のではなく、次の使い方を発見する、楽しさも知ってほしい」と語るように、ただ再利用だけじゃなく、デザインとして優れている点も魅力となっている。長財布、ミニ財布、カードケースなど豊富なバリエーションも嬉しい。

大容量の本格派、段ボールの柄がダイナミックに使われインパクト抜群! Long Wallet/免税価格 ¥20,000~(Carton)

1枚の段ボールから作られたキャッシュレス時代に最適なコンパクトな財布。 Mini Wallet/免税価格 ¥5,000~(Carton)

とにかくコンパクト!財布に忍ばせたり、定期入れにも◎。 Mini Card Wallet/免税価格 ¥2,000~(Carton) ※Cartonの商品は全て手作りの為、商品ごとにデザインが異なります。

「Carton」をはじめ、こうしたアップサイクルなプロダクトに興味があるなら、ぜひ成田空港第1ターミナルのFa-So-La AKIHABARAに立ち寄ってみてほしい。店内に新設したSDGsショップ「SUSTAINABLE MARKET」では、サステナブルな商品を多数展開していて、地球環境にやさしい商品を今後も順次取り揃えて発信していく予定。飛行機搭乗前に、アップサイクルプロダクトの最前線で未来にやさしいお買い物をしてみてはどうだろう?

第1ターミナルFa-So-La AKIHABARA内SDGsショップ「SUSTAINABLE MARKET」

(2023年4月時点の情報です。)